月と言えば秋、
すぐ中秋の名月が思い浮かぶように、「秋」の季語ですね。

この秋の季語「月」をつかってAIさんに一句作ってもらいました。

 月の光
 水面に揺れる
 秋の夜      (AI)

AIさん、ちょっと間違いですよ! と二重季語になっていることを
指摘しますと、

「「月」が秋の季語とは知らなかったです。まだ完璧ではないので
勉強になりました。」
とAIさんがおっしゃるので、

一句私の方から作って差し上げました。

 水鳥の 川面に揺れる 月の夜  (天満)

そうすると、
「水鳥の姿や月の光が目に浮かびます」と感想を述べられ、「もう一句
季語をください」とおっしゃるので、

では「凪」を使って一句詠んでください、というと

AIさん

 凪の海  船は静かに  帰りゆく   (AI)

と読まれました。



晴らしい作品が出来ており、びっくりしました。



結露の写真で一句

平成31年1月3日放送のプレパトから、俳句作りの基本を学んでみます。

この日のお題は「結露の写真を見て」というもの

さて、


この日第一位に輝いたのは、東国原英夫氏の次の一句

    凍て蠅よ生産性の我にあるや    東国原英夫 


また、4位でしたが、上手に詠んでいると評されtた、「kis-my-Ft2」の横尾渉さんの次の一句

    雪ばれやエース区間の九人抜き    kis-my-Ft2 横尾 渉



夏井いつき先生が強調していた中から、俳句づくりの基本として参考にしたいものは
次の2つです。

1)季語5文字 + 12文字 という俳句を強くする基本形の力

  もちろん12文字 +季語5文字でもよいでしょう。

2)伝わる言葉を選ぶ

  読みて側で、情景がしっかり映像に浮かぶ言葉を選ぶことが大切ということ


ここで、先に季語を考えてしまうと、なかなか後が続かなくなります。


よって、
 >まず先に「12文字」で伝えたい思いをまとめます。
 >その後に「季語」を入れて完成します。


以上、色々と試行錯誤をしてみるといいですね。






12月7日は暦の24節気で「大雪」

この季語を使った俳句にはどんなものがあるでしょうか?


侘び・寂びといった風情とはちょっと感覚が違いますので、

どちらかというとストレートな俳句が多いような気がします。


◆有名人で「大雪」の句が多いのは正岡子規ですね。

 ●いくたびも雪の深さを尋ねけり  子規
  病床に臥す子規が大雪の降り積もった庭の雪の深さを
  何度も家人に尋ねている様子が見えてきます。
  ああ何度も大雪の状況を尋ねてしまったなあ、
  というしみじみとした心情がにじみ出ています。

◆中村汀女の雪の句もあります
 ●雪しげく何か家路の急がるる   汀女
  雪がしきりに降っているので、いつのまにか自然に帰り
  道を急いでいる自分がいる。だれにも共感する状況があります。

テレビでは、このところ暖冬の過ごしやすい日が続いていたのですが、
いよいよ北日本から大雪の便りが届いてきた、との報道がありました。

そこで一句
 ●押し寄せる闇に騒ぎて吹雪かな   天満 

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